【東工大4類】D.H先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

今は東京工業大学の第4類に所属しています。趣味は中学1年生の時から続けている写真撮影です。

高校時代は鉱物研究部に2年生まで所属していて、休日には山へ行って鉱物採集などを行っていました。受験勉強は高校2年生の秋から始めました。

行っていた習い事/部活などはありますか?

中学高校では、習い事はやっていませんでした。

3年を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学一年生の時の順位は一桁~15位くらいでした。中学二年生ではだれてしまい、40位くらいまで落ちました。

中学三年生以降は、10~一桁くらいを維持していました。

以上は学校の定期試験での成績ですが、模試では高校1,2年生では20~10位ほどでしたが、高校2年生以降は3位以内には入っていました。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

中学受験の縁から、個別enaという個別指導塾に、週1日1時間だけ通っていました。

先生は東京工業大学に通うアルバイトの先生と、日本医大に通うアルバイトの先生でした。

それ以外は家で勉強しており、何かあれば学校の先生に聞いていました。

その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?

先生方には、勉強というよりも、解説を見てもわからなかった問題を教えてもらったり、先生ご自身の経験などから、いつまでに問題集のどこまで進めればいい、などスケジュール管理もしてもらっていました。

いうなれば、コンサルタントのような存在でした。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

受験勉強を始める前は、定期試験前以外は宿題をするだけでした。

受験勉強を始めてからは、平日は4時間程度、休日は8時間程度勉強しました。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学

基礎的な問題集を進める際には、わからなくなったらすぐに解答を見て、解法を頭にいれようとしました。それよりもレベルの高い問題を解く際には、なるべく解答を見ないようにし、自分の頭で考える癖をつけました。

英語

文法については、読解に使うものしか勉強しませんでした(つまり、重箱の隅をつつくような、語法問題などにはノータッチでした)。

読解問題を中心に勉強しましたが、その際に「英語を英語のまま読む(つまり英文を目に入れて、理解するプロセスにおいて、日本語を挟まないということです)」を意識しました。そこで品詞と語順を強く意識するようにしていました。

物理

問題を解けるようになるというよりも、公式の意味などを大切にし、解法暗記に走らず、事象を理解することに重点を置きました。

化学

無機化学や有機化学といった暗記の多い分野でも、暗記に頼ろうとせずに、大学学部レベルの理論にも触れて、理解しようとしました。

理論化学は、特に難しい問題で演習は行わず、基本的な問題を繰り返し解きました。

使っていた教材/おすすめの教材

青チャート、一対一対応の演習、新数学スタンダード演習、英文標準問題精講、名問の森、重要問題集(化学)

成績はどのように変化していきましたか?

受験勉強を始めた当初は、D判定以下しか取れませんでしたが、それで特に志望校(東京工業大学)をあきらめることはなく、常に模試の結果よりも、次回へ向けた反省点をよく意識し、勉強法などもその都度工夫して改善しました。

その結果、3年生の春にはC判定を、夏以降はB判定を安定してとるようになりました。

さらに最後の駿台全国模試ではA判定を取るまでに成績が上昇しました。

合格した学校を教えてください

東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学(補欠合格)、東京理科大学(センター利用)、明治大学(センター利用)、明治大学

進学した学校を教えてください

東京工業大学第4類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

オープンスクールで感じた雰囲気そのままでした。

周りもみな頭が切れる人たちで、とても刺激を受けます。

また、一年生の1クォーターに「東工大立志プロジェクト」という教養教育があるのですが、ここでは各界の著名人の講演を聞くことができ、とても面白く、貴重な経験ができたと思っています。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

合格の秘訣は模試の有効活用と、受験勉強を始める時に作ったスケジュール表だと思っています。

スケジュールは、何月までにどの問題集を何周するか、ということに関して各科目ごとに作成しました。

この際学校の先生や塾の先生にもアドバイスをいただき、多角的な視点からチェックしました。一度これを作ってしまえば、あとはレールに沿って走り続けるだけですから、かなり楽でした。

また、「これをやり遂げれば確実に受かる」というものでしたから、精神的にも楽でした。

模試の活用については、返却されるデータをくまなく分析し、補強すべき点をチェックし、それに伴ってスケジュールを若干変えて、弱点の補強に努めるなどしました。

模試で悪い判定をとっても、受験した時点での学力が低かったというだけで、低かった原因を明らかにし、それをつぶせばどうということはないのです。

最後に一言ください!

「受かる」「受かりたい」と最後まで思い続けた人が受かります。

[コメント]先生の体験記を読んで・・・

D.H先生はものすごい努力をされている方だと感じましたね。模試などの活用についても、返却された資料をただ見るだけではなく、自分に足りないところ、次に繋げるためにどこをどう改善していけばいいのかなど、徹底的な分析がなされているところが印象的でした。

またスケジュール管理はどの世代の方も取り入れるべきものだと感じました。

ついつい前にあるものだけをこなすだけになってしまい、自分の現状を見失ってしまう方も受験では少なくありません。そうした対策として一番良いのがきちんとした自身のスケジュール管理なのかもしれませんね。

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