本記事の目的
本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。
大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。
体験記
当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!
今も昔もですが、基本的に与えられたことはなんでもこなすタイプです。逆を言えば自分から進んで何かをしようとするタイプではないということにもなりますが。
自分が東大に受かったのは、高校の「塾ではなくて学校で与えられたものだけで東大を目指せる」スタイルが自分にぴったりだったからではないかなぁと今になって感じています。
行っていた習い事/部活などはありますか?
小学校のときに、習字・水泳・ピアノ・バスケをやっていました。中学になってからは学習塾だけに絞りましたが、結構色々やっていました。部活動は中学入学したての際にバスケ部に入りましたが、小学校の時とは違ったハードな練習についていけずにやめてしまい、以後高校でも部活はやっていません。
3年を通じて学校での成績はどうでしたか?
小学校の時はそれほど成績がパッとしなかったので、中学に入って「とりあえず学校の試験だけはちゃんと勉強しよう」と決めて勉強したので、中学では定期試験は3年間1位2位しか取ったことはなく、内申もオール5またはそれに近いことが大半でした。
高校に入ってからは中学とはレベルがうんと変わったので、最初は50/70位くらいでしたが、とりあえず1桁に入ることを目標に地道に勉強した結果、1年生のおしまいには定期テストで1桁に安定して入ることができるようになっていました。
塾や家庭教師は利用されていましたか?
小学校高学年から中学1年生までは地元の塾で定期テスト対策をしていましたが、中学2年生からは全教研という九州では名の知れた進学塾で県内上位の公立高校に入学する目的で勉強をしていました。結局塾で受けさせられた私立ラ・サール高校にたまたま受かってしまいそこに行くことになってしまったのですが。
高校に入ってからは前述の通り、塾には一切通うことなく、学校の勉強をしっかりこなすだけで成績は伸びていきました。
その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?
地元の塾では特にクラスなどの概念がなかったため省略しますが、全教研では最初からSクラスという一番上のクラスで授業を受け始めました。中3の夏休み明けにテストの点が低い人を下のクラスに降格させることになったのですが、私は残留することができその後も入試までクラスの変動などもなく、2年間ずっとSクラスで勉強していました。
受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?
いつの時代のことなのかわかりませんが高校時代の話と解釈すると、勉強しない日は厳密にはなかったのですが、夏休みなどは一日中暇な日でも6時間程度の日が大半でした(学校では10時間などと言われつつも)。しかし、学校があっている時であれば、平日は4時間休日は10時間以上勉強時間を確保するようにしていました。
各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?
とりわけ「この科目はこの勉強法」という感じで勉強していなかったので、全部に共通する勉強法を紹介しておくと、1つ目が暗記系は書いて覚えるですね。これは人によって分かれるのですが、自分はとにかく暗記するのが苦手で読んでも頭に入らなかったものですから、ひたすらに紙に書いて声に出して覚えていましたね。これは中学から今に至るまで覚える系のものの勉強法として変わってません。
2つ目が全部に共通する勉強法として何周もすること。1度や2度通ったくらいでしっかりと理解し覚えられるという人は少ないのです。時間はかかりますが3周以上しっかりと理解するまで同じことを反復することが結局最短ルートなのではないかなと思います。
使っていた教材/おすすめの教材
挙げていくとキリがないので3つだけ紹介しておくと、まず現代文は霜栄先生の「現代文読解力の開発講座」がオススメです。数学では高校に入学してから3年間「チャート式」にお世話になりました。英語、特に英単語は「シス単」がオススメです。これでどの大学の英語も対応できます。
成績はどのように変化していきましたか?
私は模試が嫌いで、というのも学校の試験は範囲があるので勉強してその結果がちゃんと出てきますが、模試は完全実力なことが多くやった分だけ結果が出るとは限らなかったからなのです。
そういうわけで1年生から2年生の前半までは模試の結果は本当に良くなかったです。この頃はまだ知識の定着がしっかりとしていなかったからだと今は考えますが。
ですので、ちゃんと知識が定着し始めた2年の終わり頃にはしっかりと模試でも東大がA判定出るくらいにはなりました。
合格した学校を教えてください
東京大学文科一類
進学した学校を教えてください
東京大学文科一類
入学後の学校の印象はどうでしたか?
高校も大学もそうでしたが、「この学校には天才しかいないぞ、、、」と思って入学してみたら案外普通の人ばかりということが多いです。「自分よりも真面目で頭がいい人ばかりで置いてけぼりにされるのではないか」と不安になったこともありましたが、入学していきなり宿題忘れなんかもいて「なんだこんなものか」とホッとした覚えがあります。
合格の秘訣は何だったと思いますか?
最後までやりきることだと思います。やり残したことや何か不安なことがあると、受からなかった時に「ああ、あれをもっとやっておけば」という後悔がうまれてしまいます。
最後までやりきっていれば大抵の場合受かりますし、万が一受からなくても「自分みたいな逸材を受からせきれないとは、この学校には見る目がないな」と現実をスッと受け入れられるような気がします。とにかくやりきって自信をつけることですね。
最後に一言ください!
色々な格言がありますが、自分は王貞治さんの『努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。』という言葉が好きです。
受験も同じだと思っています。結果が出なければ努力したとは言えない状況に置かれてしまうでしょう。結果にコミットするではないですが、「結果を出すにはどのような努力の仕方をすればいいのか」を常日頃から考えて計画・実行していくことが大事です。
色々悩み・改善した先にある合格という結果の喜びはひとしおです。ぜひ後悔のないように勉強を頑張って欲しいと思います!
[コメント]先生の体験記を読んで・・・
冒頭に「自分は自ら進んで何かをやるタイプではない」とS.M先生は書かれていますが、受験勉強において結果を出すためには自主的に計画をたて、実行、分析する力が非常に強く求められます。もし仮に外から与えられた目標であったとしても、それを達成するためにはどうしたら良いか考え、やり抜く能力というのは誰もが持っているものではないですよね。
将来の自分がどうありたいのか、まだもやもやとしていて何の為に勉強をするのかわからない方もいるかもしれません。それでも受験勉強という課題に最大の努力をもって臨む経験というのは、今後生きていく上での大切な力として実のあるものになるのではないでしょうか。
この先生に勉強を教えてほしい方へ
この先生は、家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」を退会されています。
スマートレーダーとは
「スマートレーダー」は、生徒一人ひとりに合った理想の家庭教師が見つかり、直接契約できる CtoC プラットフォームです。教師の得意教科の評価をAI(人工知能)によって行い、レーダーチャートで表示する日本初のサービスです。
ご家庭の方は家庭教師の指導実績や得意教科の評価、時給や趣味 、家庭教師の出身高校や在籍大学などのタグから最適な家庭教師を見つけることができます。
こちらから公式HPへ移動できます。