【東大文Ⅰ】S.K先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

僕は今東京大学法学部に内定し、法学を中心に、心理学など自分の学びたいことを学んでいます。

小学校からテニスを続け、テニスサークルの代表も務めていたこともあり、かなりテニスの理論的な面の勉強も好きです。

あまりやりたくない勉強をするのが好きではなかったので、モチベーションを維持する工夫を凝らしていました。

行っていた習い事/部活などはありますか?

スイミング、陸上、テニススクール、学研、ソフトテニス部、硬式テニス部

3年を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学、高校ともに地元の公立校に通いました。 中学の成績は上位層でした。課題をやっていました。

高校では、部活も忙しく、やりたくない勉強自体に対して全く魅力を感じなくなってしまい、課題をこなさないことが増え、定期試験では中間上位層に位置することが多かったです。

実力形式のテストや模試などでは最上位層になることもありましたが、勉強不足で成績が安定してはいませんでした。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

中高は塾にも家庭教師にも通っていませんでした。 高校は方針として学習を高校内で完結させようとしていたようです。

受験勉強開始後はできる限り学校にいる時間を長くするよう努め、7:30-18:30まで学校に残り、勉強に取り組みました。

学校で出される課題取り組み、自分に不足している能力を分析しながら、基礎から理論的に理解するように心がけました。

丸暗記する能力は低かったので、できるだけ理解型の暗記を心がけました。 浪人時は地元の予備校に通い、毎日朝8:30に登校、9:00に帰宅のサイクルを続けました。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

受験勉強開始前
平日:0~1、休日:0~3、テスト期間:5~8
受験勉強開始後・浪人時
平日・休日:8~10

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

どの教科も理解型の暗記、学習を心がけました。量よりも質を意識し、教材は与えられたものを中心に分からないところがなくなるまで続けました。

何事においても深く基本を理解することが応用に繋がると思います。RPGみたいにレベルに合わせた勉強をすることが大切です。

国語

現代文は論理構造を把握するよう努めること。古文漢文は文法や単語など知識を詰めました。

英語

不足している分野を分析して対策することも大切ですが、英語は言語なので分野ごとの知識が相関しており、スピーキングやリスニングで感覚的に英語を理解すると一気に解きやすくなるかと思います。

数学

常套手段を深く理解して引き出せるようにしました。立式や式変形の一つ一つの論理を追っていくことが大切だと思います。

世界史

授業内容を再現できるようつとめました。あまり一問一答ばかり深い理解につながりません。

地理

地図上で暗記するよう心がけました。

使っていた教材/おすすめの教材

現代文:「現代文と格闘する」「現代文の解法」

古文:「得点奪取古文ー記述対策」

漢文:「漢文必携」

英語:「Best Avenue」「Next Stage」「システム英単語」

数学:「Focus Gold」「東大数学で1点でも多く取る方法 文系編」

世界史:「東大の世界史25カ年」

地理:「東大の地理25カ年」

成績はどのように変化していきましたか?

受験勉強開始後、現役時は夏の東大模試はD判定でしたが、秋にはB判定まで伸びました。浪人時は全ての東大模試でA判定を取りました。

センター型の点数は3年6月時点で650弱でした。現役時のセンターは796点、浪人時は826点でした。

東大は二次試験の配点がセンターの四倍あるので、センター型の演習は直前の2週間程度だけやりました。

合格した学校を教えてください

現役:大阪大学法学部法学科(後期試験)
浪人:東京大学文科一類

進学した学校を教えてください

東京大学文科一類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

やはり優秀な方が多いです。人は周囲の環境に強く影響されるため、できるだけ周囲が優秀な方が自分もそこに近づくことができます。

そういう意味では東京大学に進学することは成長の近道だと思います。

また真面目な人ばかりかと思いきや、明るく、運動ができ、面白い人もたくさんいるので、地方から出てきた自分の固定観念はすぐになくなりました。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

やはり基本的なところから地道に理解を深めていったことかと思います。

またモチベーションを維持できた理由として、同じ東京大学を志望している友人と切磋琢磨できる環境が挙げられます。

また自分の場合意中の人を振り向かせるために勉強をがんばれたので、強力なインセンティブを自分で用意してあげることが大切だと思います。

最後に一言ください!

僕は現役時、彼女が合格した大阪大学に後期で受かったため、一度は大阪大学での生活を始めましたが、結局あれだけ高3で勉強したのだから東大に行きたいと思い、5月末から浪人を開始しました。

結局その人とは別れてしまいましたが、無事浪人で東京大学に受かり今は大学生活を楽しんでいます。興味関心のいだき具合や知識の定着の観点からも、勉強の成果が出るかはどれだけ必死になれるかにかなりかかっていると思います。

妥協せずに頑張って欲しいです。 応援しています!

[コメント]先生の体験記を読んで・・・

勉強に対するモチベーションをしっかり持っている方だと感じました。

一度は大阪大に進学するも、その後東京大学へ浪人合格。

自分の中で諦めない精神をしっかり持っていたからこそ、こうした行動をとることができたのだと思います。

受験においてモチベーションの維持は間違いなく重要な要素ですよね。

自分の目標が何なのかをしっかり知ることで、受験の方向性も見えてくるのではないでしょうか?

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