【東大文Ⅰ】F.M先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

現在は東京大学教養学部文科一類に在籍している一年生です。司法試験を受けるか、薬学の道に進むかで悩んでいます。趣味はギターを弾くことで、今暮らしている奈良県人寮では故郷を同じくする朋友たちと楽しく暮らしています。寮のボランティア活動で寺子屋を開講しています。

行っていた習い事/部活などはありますか?

公文、バスケットボール、バンド活動、スイミング、ECC

3年を通じて学校での成績はどうでしたか?

定期テストの勉強は基本的にはせず、日々の授業を大切にして、授業で90%を理解して家に帰って少しだけ復習するというスタンスを取っていました。成績は常にトップクラスの成績で特に問題もなかったです。内申は中学時代、1点だけ落としました。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

現役時代は学校の勉強だけでしたが、浪人時代は河合塾に通っていました。現役時代は先生のおっしゃることを信じで勉強をしていました。河合塾では完璧なカリキュラムがあるので、それに従いつつ、力のある講師の指導に従って学習を進めました。

その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?

河合塾では、東京大学合格率80%越えのエクシードクラスに在籍していました。言わずもがな、最高クラスです(少なくとも近畿では)(笑)。その中では中の上といった成績でした。たまにトップに躍り出ることもあれば、ドベになることもありました。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

受験を始める前は3時間程度で、始めた後は7、8時間でした。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学

とにかく基本を大切にしてください。応用問題は結局は基本問題の集積なので、基本問題が解ければすぐに解けるようになります。

英語

語彙力の強化、構文力、リスニング能力の向上に努めました。基本的には、文脈の読み方などは国語の学習方法と同じです。

国語

常に文章や段落がどのような役割を果たしているかを考えていました。そうすると文章の大意が容易に取れるようになり、記述問題にも対応できるようになります。

日本史/世界史

とにかく因果関係を大切にすることです。それを考えると単なる暗記科目ではなくなり、論理的に答えを出すことができるようになります。記号問題や論述問題、ともに対応できます。

使っていた教材/おすすめの教材

河合塾のテキスト(全科目)、文系、理系数学の良問プラチカ(数学)、赤本(25カ年)

成績はどのように変化していきましたか?

現役時はC、Bあたりをうろうろしていて、たまにA判定を取るくらいでしたが、浪人時はA判定以外とったことがありません。東大系の模試では常に冊子に成績優秀者として掲載され、とても自信がつきました。センター試験で860を取った時は嬉しくて一人で自分の部屋で絶叫していました(笑)。

合格した学校を教えてください

東京大学教養学部文科一類、早稲田大学政治経済学部、国際教養学部(センター利用)、慶應義塾大学経済学部B方式、同志社大学経済学部(センター利用)

進学した学校を教えてください

東京大学教養学部文科一類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

初めはみんな真面目で一生懸命勉強するだろうから、今以上に頑張らないとな、と思っていましたが、思いの外みんな不真面目で、授業にほとんど出ません。おかげで真面目な僕は相対的に成績が良くなっているのでありがたいことです(笑)。また、意外と部活動も盛んで勉強だけでなく、文武両道な人が多いです。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

とにかく基礎基本を大切にすることです。応用問題には基本ができないと太刀打ちできません。絶対にミスしないレベルにまで、基本的な問題を何度も何度も解いて、確実に自分のものにすることが肝要です。ただ、基本と簡単とを履き違えないでください。

最後に一言ください!

受験は精神的にとても辛いイベントです。もう第一志望を諦めようかな、落ちたらどうしよう、などの不安に絶え間無く押しつぶされそうになるでしょう。僕もそうでした。しかしそこで諦めてはいけません。論理的に考えて、偏差値が少し低いところを受けたら、問題の傾向も、はたまた受験科目も違うのに合格確率が上がるのですか? そうではないでしょう。自分が行きたいと思った大学一本に絞ってその大学の傾向を確実に掴む。その方が合格確率は高いでしょう。それに、あなたが本当に行きたいと思った大学を簡単に諦めていいのですか? あなたが行きたいと思った大学なら、それはどの大学であれ、きっと『最高』の大学です。加えて、あなたが受験勉強できるのは誰のおかげですか? 両親、兄弟、学校の先生、友人。挙げるときりがないでしょう。感謝と謙虚の心を常に持ってください。神様はちゃんと見てくれていますよ。来春にはあなたの目の前に、満開の桜が広がっていることを祈念して、この文章の括りとさせていただきます。

[コメント]先生の体験記を読んで・・・

今回ご紹介したF.M先生ですが、不安に押しつぶされそうになっている学生へのアドバイス、非常に的確ですね。

集中的に勉強を進めるタイミングでは、大学や学部によって傾向は変わってしまうので、できるだけ行きたいと思う学校に絞った方がよさそうです。

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