【京大 工学部】K.M先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

趣味はゲームと映画鑑賞と音楽鑑賞です。中高はサッカー部で部長をしていました。

学校は一貫校でしたが年に数人難関校に行くぐらいの場所でした。基本的に面倒くさがりで中学では授業はまあまあ寝ていて宿題もほぼやらず定期試験も一夜漬けでしたが、高校からは更に加速して一夜漬けさえしなくなっていました。とても京大合格など口にできる成績ではなかったです。そのまま現役時代は酷い点をとって落ちました。浪人時は真面目に頑張りました。

行っていた習い事/部活などはありますか?

サッカー部

中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?

定期試験の順位は中学では上位25%〜40%ぐらいで高校では真ん中の少し下ぐらいでした。高校終了時で評定は3.9/5と良くはありませんでした。高校時にテストの点が良かった科目は現代文と英語で、それ以外は数学に少し苦手意識がありました。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

現役時は塾も家庭教師も利用していませんでした。家では勉強はほぼしていませんでした。そのまま受験期は家で携帯で動画見ながら全然集中した勉強ができませんでした。

浪人時は4月から一年駿台に通いました。日々の予習復習を第一に、模試の復習、暗記系、不安点の補強などに残った時間を計画的に割きました。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

現役時は0/1~4時間

浪人時は10時間前後

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学:学びの多い基本問題を何度も徹底的に復習して自分のものにすることを意識しました。ここで言う基本問題とは簡単な問題というわけではなく、根幹的な土台となるという意味での基本問題です。数学は暗記は全くないと思われがちですが、考え方のストックが多くそれがパッと自然に浮かぶまで復習できていると問題へのアプローチは急激に楽になりました。またミスが多くつきまとう科目なので、ミスをたかがミスとバカにせず分析して、減らすための見直しプロセスを定めました。

英語:読解はまず基本的な単語力がなければどうしようもないですが逆に単語があるだけで文法的によくわからない場面も意外と読めるようになります。後は省略と倒置に気をつければそれなりに読めます。英作は例文暗記と過去問演習をして都度使えそうなものは例文化して暗記しました。

国語:現代文は強いて言うなら読むべき論旨とそれを強調するために使われているパーツ(具体例や援用など)に分けることを練習しました。古文は助動詞の活用と単語を覚えただけです。漢文は何もしてませんがセンターは漢字読んで内容を類推できます。

物理:数学とほぼ同じです。微積を使っていました。数学よりパターン化しやすくミスが生まれやすい科目でした。物理は一番楽しかったです。

化学:理論分野は数学・物理と同じです。有機無機分野は「やりながら覚える」ではなくて、「覚えてからやる」というスタイルでした。変な語呂合わせや法則を自分でひねり出すと覚えやすかったです。

地理:一つの参考書を3周ほどしながら過去問10年分ぐらいを2周しました。

使っていた教材/おすすめの教材

駿台の教材 瀬川聡の実況中継①② 京大の数学化学物理25ヶ年 過去問 

駿台夏期講座の化学特講I 物理特講I(微積を使うので注意)

成績はどのように変化していきましたか?

現役時代は受けた模試全部Eで、志望学科の最低点-130点ぐらいで落ちました。

浪人時は春はE〜D、夏の京大模試はCになりましたが中々模試の点は思うように伸びず秋の京大模試は河合ではB駿台ではEでした。しかし試験の場で上手く行かないだけで手応えはあり、模試が終わった後試験で力を出すことに注力した練習をして最終的には最低点+70点ぐらいでした。

合格した学校を教えてください

京都大学

進学した学校を教えてください

京都大学

入学後の学校の印象はどうでしたか?

入学前は自由で異常な雰囲気、それが認められる空間に憧れて京大を目指しましたが入ってみると大体の人は全然普通であり、京都大学自体は全然自由や異常を許さず憧れた雰囲気をどんどんとぶち壊して管理主義化しようとしていて非常に悲しかったです。

しかし入った甲斐があったと思える面白い人達にも出会えたのでその点は良かったです。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

まず勉強をちゃんとしたことです。やはりある程度の量勉強しないことには受かりません。

そして冷静な自己分析と準備をできたからだと思います。成績は全然合格ラインに伸びなかった間も冷静に自分の理解度と試験で点を出せない理由を分析しつづけていたので、そんなに焦ることもなく合格への道はちゃんと見えていました。

その分析をもとに、闇雲な勉強をせず、試験を受ける際の課題に対する対策に大きく時間と労力をかけたことが試験において重要なメンタル面と学力面の双方を合格余裕ラインに押し上げたと思います。

最後に一言ください!

合格には最低限学力が必要ですが、それがあっても受からないことは多々あります。入試本番で受かるために何が必要なのか常に考えながら本番で失敗しないための努力をすれば受かる確率も上がるだろうと思います。頑張ってください!

今回紹介する先生に関する運営コメント

おそらく現役時代とは比較にならないほどの勉強量だったのでしょう。K.M先生もおっしゃる通り、合格にはある程度勉強量が必要であることは確かです。

量をこなした先に、自分に何が必要なのか分析し対応するという段階に入っていくということが大切ですね。

テストや模試を受けることの意味も考えさせられますね。

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