一橋英語の攻略法。現役一橋生が、傾向と対策を紹介!

国立文系大学の名門である一橋大学。入試における英語の難易度が高いことで有名です。
今回はそんな一橋英語の攻略法を、スマートレーダーの教師である現役一橋大生のR.T先生に解説していただきました。


こんにちは! 一橋大学法学部2年のR.Tです。
今回は一橋大学に合格するためには最も重要視すべき「英語」について説明していきます。

受験を決める前に知っておきたい一橋英語の難易度・配点といった基本情報や特徴的な一橋大学の英語を攻略するために必要な勉強法を余すところなくお伝えしていきます!

これを最後まで読めば一橋大学の英語については迷うことなく勉強を進めていくことができるはずです!

一橋英語の難易度

一橋英語はもちろん難しいが対策可能

一橋大学は東京一工と呼ばれる、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学からなる4つの最難関国公立大学群に分類される日本を代表する難関大学です。そのため、一橋大学の入試英語はその名に恥じない難易度を誇っており、一橋英語で高得点を取るには一筋縄ではいきません。

しかしながら、難関大学の入試問題を一通り解いた筆者の経験を基にすると、一橋英語はそのほかの大学の問題よりもかなり手をつけやすく、コツを掴めば安定して高得点を狙える難易度であると言えます。

一橋大学の配点

一橋大学は全学部で同じ入試問題を解きますが、学部によってその配点が大きく異なります。
配点を表にまとめたのでご覧ください。

商学部経済学部法学部社会学部
英語250点
260点280点280点
数学
250点260点180点130点
国語125点110点110点180点
社会125点160点160点230点

表からもわかるように、それぞれの学部で必要になってくる能力に応じて数学の配点が高い学部や国語・社会の配点が高い学部がありますが、どの学部を見ても英語は最も大きい割合を占めており、やはり一橋大学に合格するためには英語で高得点を取らないといけないと言えるでしょう。

一橋英語攻略には過去問演習は必須

どこの大学を受験する場合でも過去問を使って勉強をすることはとても大切なことですが、一橋大学はそれぞれの科目で傾向がはっきりしていることに加え、約15年分の過去問をまとめた参考書があるなど過去問の研究がしやすい大学なのでしっかりと過去問研究をしていくことが大切です。

過去問の使い方

先ほど過去問の研究が大切だと言いましたが、過去問研究とは実際にどのようなことを言うのでしょうか。過去問の研究でするべきことは大きく分けて「時間配分の検討する」「傾向と対策を掴む」という2点です。

大まかな時間配分を決める

まず、一橋英語では120分の解答時間が与えられており近年の一橋英語は大問5つで構成されています。そして大問ごとの内容もほとんど決まっています。

そのため、過去問演習を積むとどの問題にどのくらい時間をかけるべきなのかがわかってきます。

時間内に問題に全て回答しなければならないので自分なりの時間配分を決めるということはとても重要になってきます。

下の表に筆者の大まかな時間配分を表にまとめたので参考にしてみてください。

設問時間
大問130分
大問230分
大問320分
大問410分
大問520分

大問別対策法

大問1・2の問題概要

一橋英語の大問1・2は長文問題で、注意すべき問題は英文和訳・記述式内容説明が設定されています。問題英文の長さはそれぞれ700words程度で入試英語における一般的な長さの英語長文が用意されていると言えます。長文に用いられる単語のレベルは総じて高いですが、早稲田大学や慶應大学、上智大学などの難関私大に時折見られるような、単語帳でも見たことのないほどレベルの高い単語は出てきません。そのため「ターゲット1900」や「システム英単語」のような単語帳を1冊完璧にしてしまえば一橋大学の長文問題で単語に意味がわからずにつまずくということはなくなるでしょう。

英文和訳問題の概要

英文和訳問題はほとんどの国公立大学で頻出問題ですので一橋大学でももちろん出題されます。訳さなければならない部分には、訳しづらい構文や倒置・強調など受験生に馴染みのない文法事項が含まれています。

そのような部分を攻略し、高得点を狙うためには基本的な文法・構文知識の習得が必須です。しかし、逆に言えば基本事項さえ押さえていれば合格点に近い点数を取れることは間違いないので「Next Stage」「Vintage」などの網羅系文法書を完璧に仕上げることを意識しましょう。

記述式内容説明問題の概要

一橋大学の記述式内容説明では英文全体の内容把握が必須であり、さらに解答文字数に制限がある場合がほとんどなので必要な情報とそうでない情報とを取捨選択し、得点に結びつくであろう部分を回答する必要があります。

つまり、内容説明問題で得点を取るためには文章全体をきちんと理解する英語力だけでなく、得点につながる部分を見極める国語力も必要なのです。これらの力を身につけるためには、単語力や文法力などの基礎を固めた上で、実際に手を動かして解答を作成してみるという勉強をする事が1番の近道です。その際に使用する参考書は「やっておきたい英語長文500」「やっておきたい英語長文700」がオススメです!

大問3の問題概要

一橋英語の大問3は文法問題で、整序問題が出題されます。整序問題では単語を並び替えた後にどのような文章になるかを推測し、構文・文法に注意しながら解答を作成する必要があります。

整序問題は英語の文法問題の中では難易度の高い分野ですが、早稲田大学や慶應大学などの難関私立大学の整序問題と比べて一橋大学の整序問題はそこまでレベルは高くなく、基礎を押さえていれば高得点が期待できます。

大問4の問題概要

一橋大学の大問4は英作文です。近年の一橋大学は毎年出題テーマを変えており、対策がしにくいのが現状です。例えば2019年度の入試では3つの写真のうちから1つ選び、その写真について説明する問題、2018年度の入試では3つの記事の見出しから1つ選び、報道記事を書く問題が出題されています。

このように毎年出題傾向が変わるとは言え、どんな出題形式でも気を付けなければならない点が2点あります。

1点目は問題の要求にきちんと答えるということ。こちらは当然のことのように思えますが試験当日の緊張感の中では普段ではありえないミスをしてしまう事もあります。このようなミスをすると0点になってしまう可能性もあるため落ち着いて問題文を読み、解答を作成する事が重要です。

そして2つ目は簡単なスペルミスをしないという事です。多くの場合、英作文の採点は内容の良さによって持ち点が設定され、そこからスペルミスや文法ミスがあるごとに持ち点から減点されていくという方式がとられています。つまり、どんなに文章の内容が良くてもスペルミスが多くなってしまうと0点になってしまう可能性もあるため、自信の無い英語は使わずに簡単な単語に言い換えるなどの工夫が必要です。

大問5の問題概要

一橋大学の大問5はリスニングです。一橋大学で出題されるリスニング問題は問いに対して英語で答える問題と記号で答える問題の2種類があります。どちらも難易度はそれほど高くはなく、英文の放送も3回されるため記号問題についてはセンター試験のリスニングで8割程度取れるのであれば問題なく完答が可能です。

ただ、問いに対して英語で答える問題は多くの場合、流れる英文をそのまま書き取る事で答えとなるディクテーション問題のような形式のため英文を聞き取りながら書き取る練習をする必要があります。この練習は特別新しい参考書を購入する必要はなく、過去問を使って何度も練習をすれば体が慣れていくはずです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。

一橋英語の特徴と重要性、また、大問ごとに簡単な傾向と対策をお伝えしましたがこちらに記したものは筆者が受験時代に感じたほんの一例でしかありません。皆さんが自分の手で過去問演習をしてみたらここに書いたものとは異なる対策を見つける事ができ、それを実践したら効率よく点数を上げる事ができたということもともちろん起こるはずです。しかし、そのような自分なりの発見をするには、やはり過去問の研究が必要不可欠なのです。つまり、一橋大学に合格するためには過去問演習が何よりも大切だということを忘れずに勉強に励んでほしいと思います。

それでは皆さんの受験の成功を祈っています!ご精読ありがとうございました!


筆者紹介

R.T先生
一橋大学法学部2年(2019年現在)。2018年に都立の中高一貫校から一橋大学に現役合格。高校時代はサッカー部に所属し、キャプテンを務めながらも、一橋大模試でA判定レベルの成績を出し100位以内を獲得。現在は難関大生限定家庭教師マッチング「スマートレーダー」で先生として登録中。

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